再現性

早いもので、工大祭当日まで1週間となった。最近は朝早くから大学に行き、授業を受け、課題と並行して工大祭の準備や調整などの作業を進め、夜遅くに大学を出る生活を送っている。

ここまで僕が頑張ってこれたのは、工大祭実行委員会の仲間たちのおかげだということは間違いないだろう。同じく夜遅くまで作業する同期や先輩、手伝ってくれる後輩がいるからこそだと思う。ありがとう。

 

同じく9時から遅くまで作業していた昨日の昼過ぎ、士気を高めるという目的も含めて音楽を流した。我々の工大祭には今年、Half time Oldを含む3つのバンドが演奏してくださることとなった。そこで6月にShanaでコピーしたプレイリストを選択し、音楽を再生した。

久しぶりに聴き、懐かしさを感じた。しかしそれ以上に脳裏に浮かんだのは5~6月の記憶だった。

 

6月ライブまでの道のりは、今思えば過酷な道のりであった。週4~5でバイトに入り、日付超えた頃に家に帰ってから耳コピを進める毎日。加えて普段から課される課題(特にプログラミングは重かった)、免許取得に向けての勉強、工大祭での仕事と並行してギターを練習していたため、驚くほどに切り詰められた日々だったと感じる。対して初めての2バンド組みをし、7曲練習することになっていた。

それでも僕は食らいついた。頑張った。そしてやり遂げた。その瞬間は後悔とか反省とかが残り、自分が情けなく思えていたが、今となってはその過程を自信にできると思う。

恐らく、人生でここまで多彩で忙しかったことはなかったと思う。それ故に音楽を聴いただけでここまで記憶が鮮明に蘇るのだろう。

 

音楽の力の中に、このような「記憶を呼び起こす」作用も含まれると思う。もしそれが本当ならば、時間が経った頃に今年の工大祭のテーマソングを聞くだけで昨日のような工大祭に奔走する日々を思い出せるのかもしれない。

 

まずは今日の前夜祭。自分が作成した動画が投影される。そして演奏に参加した大祭バンドも公開される。その成功を祈りたい。

 

そして、半年後に思い出しても自信になるような工大祭にすべく、残り1週間を走り抜けたいと思う。