工大祭1年目

 あっという間だった。この言葉に尽きる。

 

 

 2021/11/20,21、第59回工大祭が開催された。僕は1年目なので肌での感覚は知らないが、昨年は対面開催が行えなかったこともあり、第59回を対面で行えるのは大変喜ばしいことだと所々で耳にした。

高校時代の某先輩に強烈に勧められて参加した工大祭実行委員会、1年生としては加入後初回の全体会で直後にTwitterが大荒れする騒動から始まったということも振り返れば、準備に関わった約半年間は決して順風満帆なものでは無かった。事実、身の回りでも様々な問題が発生したような気はしている。

 

 色々とあってから配属されたのは渉外局ブース展企画だった。同期は9人でスタートしたものの、最終的には半分以上が飛んでしまった。

しかしながら直上の先輩を初めとする渉外局の個性がすごい先輩方に下手くそながら甘えたり、渉外局の他の1年生とは仲良くしてもらえたことでサークルのことがありながらも何とか続けてくることが出来たのでは無いかとも思った。

 

 お世話になったのは渉外局の人間だけでは無い。先述の通り僕が委員会に入るきっかけをくれた先輩、僕のあだ名を決めてくれた先輩、過去問くれた先輩、美白の青年の先輩、ギャルゲーを愛し愛された先輩、GPA以外が限界大学生の先輩など、もはや個性で殴り合ってるかに見えるけど優しく厳しく背中が大きく見える先輩方。そして雀カス共、毎度毎度共に課題に苦しめられる情報l奇の仲間、自撮り厨、講義サボりマン、スマブラ厨を初めとしたこちらもまた傍から見るとやべ〜奴らだがやる時はやる1年の同期。

オーバータスク、必修落単で辛かった時もおかげで生き抜けた。

 

 

 大祭委員で関われた皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

 準備日、朝9時から12時間ほどかけて工大祭の準備を進める。持ち場の体育館が装飾されていくにつれて期待と興奮、そして疲労が体に蓄積される。温泉で回復したとはいえ、宿泊先の友達の家に着く頃にはヘトヘトであった。「これがあと2日も続くのか」と少しばかり不安になりながらその日は眠りについた。

 

 本祭1日目、心配だった朝7時の集合は遅刻せず。いよいよ出展して頂いた企業さんを招く。午前10時、イヤホンから聞こえる「入場を開始します」の忙しい声で全てが始まった。

そこからはほぼ覚えていない。会場の移動中に家族が後ろをつけてLINE電話をしたり、持ち場の体育館に来て自分の目の前を通ったと後ほど聞いたが一切気付かなかった程には。そうしてなんやかんやあって注文が漏れていた夕食も補佐局の先輩と土下座してどうにか食べることができ、直上の先輩が局長に叱られたことと写真撮影で皆が肩を組む中何も考えずにずっとピースしてたこと以外は何の問題もなく一日目は幕を閉じた。

余談だが、この日の夜の温泉でミストサウナ→水風呂1分→28.5°Cの湯のサイクルに快感を覚えてしまった。

 

 本祭2日目、朝7:00集合はこの日も成功、何にとは言わないが勝ちを確信した。こちらも16:00まではほぼ何も覚えていない。唯一あるとすれば見回りに来た議長と2年の先輩の頭がミスドの6個入りのアレそっくりだったことだろうか。

午後17:00、ようやく最後の大仕事が幕を開ける。お馴染み"名工ダンス"である。本番30分前、ステージに上がる1年生20人ほどでダンスを確認しまくる。そして本番、ステージ上はカオスであった。ギターが弾ける強みを生かしてエアギターソロを披露したら前列で2人くらいが同じ事をやっていたが気合いで無理やり前に出て悪目立ちしてやった。

そして最後の最後にPMと委員長挨拶。委員長が最後に頭を下げてステージを去った後、テーマソング『コウダイなセカイ』が流れる。横に視線を向ければ涙を流して抱擁を交わす先輩の姿が朧げながら視認できた。正直、1年の分際で生意気だとは思うが不覚にも貰い泣きをしてしまった。

 

 その後トラブルが発生したものの、工大祭の全日程を完遂した。良く考えたら3日間の合計睡眠時間8時間でよくここまで動けたなと思う。間違いなく周りの環境が良かったからであろう。何度でも言いたい。本当にありがとうございました。

 

 来年のことについても未熟な身でありながら少しばかりか考えたのでここに記したい。が、このブログを執筆している今の僕は大祭が終わって12時間ほど睡眠を取り、昼に温泉で心と体をリフレッシュしたにも関わらずギター練習でまた疲労困憊している。今日はここでやめにしておこう。

 

お疲れ様でした。そして、最大級に、感謝。