情報工の未来

先日、GPT4がプログラミングのソースコードを書き上げるようになったという記事を見かけた。これによりTwitterでは「情報工も終わりか…」という旨の文を見かけるようになってしまった。

 

確かに情報工学科の"プログラミングが書ける"というアドバンテージは失われたと考えても間違いでは無いのかもしれない。(実際、GPTの出力するソースコードデバッグして修正するなどのスキルはまだ必要かもしれないので0では無いと思うが)

だからと言って弊学の情報工学科の未来が暗くなった訳では無いということを僕は主張しておきたいのである。

 

僕は名古屋工業大学情報工学科の学部新3年生であり、この2年間では基本的な情報分野の専門知識を学んできた。その経験から以下で理由を述べていこうと思うが、まだまだ未熟な故論理にツッコミどころがあるかもしれないが大目に見て欲しいところである。

 

大前提として、僕が2年間学んできた内容は全てがプログラミング関連という訳では無い。

アルゴリズム論や信号処理など、プログラムを書く上で考えるべき内容や、OSや計算機構造などといったプログラム以前にPCを動かす上での話も学習してきた。

故に、プログラミングが我々の固有武器では無くなったからと言って情報工は全てを失った訳では無いと言いたいのである。

 

また、この先僕は情報分野で研究をする事になると思われる。これもまた1つ、情報工の未来が保証されている点だと考えている。

具体的に研究で何をするのかは詳しく知らないが、少なくともソースコードが誰でも書けるようになったところで情報工学科の研究を誰でも出来るわけではないと思うのだ。

 

以上が僕の考える「情報工の未来が失われていない」という理由である。

名工大にもいよいよ新入生が入ってくる頃だろう。情報工学科の新入生には、仕事が無くなる訳では無いので安心してこれからの大学生活を送って欲しいと伝えたいところである。もしこの記事を見て不安が晴れたのであれば嬉しい限りである。